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大人とIBSって!?【発達障がい 学習塾】ふぉるすりーるブログ 2020/03/13①

㉛大人とIBSって!?

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 【IBSとは!?】

IBS過敏性腸症候群

・かびんせいちょうしょうこうぐん…英語:Irritable Bowel Syndrome

・主として大腸の運動および分泌機能の異常で起こる病気の総称

・検査を行っても炎症や潰瘍といった器質的疾患が認められないにもかかわらず、下痢や便秘、腹痛とそれに関係する便通異常が慢性的または再発性に持続する機能性消化管疾患である

・以前は大腸の機能の異常によって引き起こされる病気ということで「過敏性大腸症候群」と呼ばれていた

・最近では、大腸だけではなく小腸にも関係することなどからこのように呼ばれている

・20 - 40歳代に多く、ストレスの多い先進国に多い病気である

・特に芸術家など繊細で神経質な人ほどかかりやすい

・一時的なストレスから発症することから神経症うつ病の一種と考えられることもある

・胃腸の身体的症状のみならず、めまいや頭痛、動悸、肩凝りなどを伴う自律神経失調症状や睡眠障害、不安、気分の落ち込みによるうつ病、イライラなどといった精神症状が現れることも多い

・罹患すると生活のリズムが狂い、QOLの著しい低下と経済損失がもたらされることから近年では重視される疾患である

・致死的な疾患ではないが、有病率は10-20%ほどと高い

【分類】

・症状は主に便通の異常である

・便形状に基づくRome IV基準により、以下の4タイプに大別される

※Rome IV基準…Rome委員会が発行する機能性消化管障害(FGIDs)に関する新しい診断基準

※Rome委員会…機能性消化管障害(FGID)の国際的な作業部会

◎便秘型(IBS-C)
・硬便または兎糞状便(a)が25%以上あり、軟便(泥状便)または水様便(b)が25%未満のもの(c)
◎慢性下痢型(IBS-D)
・軟便(泥状便)または水様便(b)が25%以上あり、硬便または兎糞状便(a)が25%未満のもの(c)
◎混合型(IBS-M)
・硬便または兎糞状便(a)が25%以上あり、軟便(泥状便)または水様便(b)も25%以上のもの(c)
◎分類不能型(IBS-U)
・便性状異常の基準がIBS-C,D,Mのいずれも満たさないもの
◎Rome IV にガス型は記載されていない(存在しない)

(a) ブリストル便形状スケール 1-2
(b) ブリストル便形状スケール 6-7
(c) 止痢薬や緩下薬を使用していないこと

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【症状と原因】

・症状としては下痢が多い

・大腸で水分が吸収され便となり排泄されるが、その際に何らかの原因で水分の吸収が正常に行われないと下痢となる

・その原因としては、腸の運動を司る自律神経の異常による大腸を中心とした消化管運動の異常、消化管知覚閾値の低下、精神的不安や過度の緊張などを原因とするストレスが最も大きな要因

・ライフスタイルのゆがみなど複合的な要因が指摘されている

・元々神経質な性格であったり自律神経系が不安定であったりする人が、暴飲暴食やアルコールの多量摂取などを行ったり、不規則不摂生な生活、過労や体の冷えなどの状態に置かれた場合に症状が発生する場合がある

・一旦発症した場合、症状に脳が固定されてしまうブレイン・ロックが起こり、主因であるストレスがなくなった後も症状が治まらなくなることが多い

・検査数値に異常がなくとも症状が続く場合があり、これはストレスに対抗するためにステロイドホルモンが大量に分泌されるが、その際、消化管の血流が一時的にステロイドホルモン作製に回され、その状態が長引くことで腸壁の筋肉の障害が引き起こされ、異常な機能亢進、痛み、下痢、便秘などが引き起こされる

・これが前述の脳腸相関のブレイン・ロックである

・最初は身体的理由(暴飲暴食など)が原因で下痢をしたものが、それにより人前で恥をかくという経験を幾度か重ねるうち、学習効果により人前で下痢をすること自体に異常に恐怖心を持ってしまい、長時間トイレのない場所や人目に触れずにトイレに入れないような場所に行くと不安障害の一種として下痢をするようになることもある

・乗り物酔いしやすい人というのが、乗り物酔いを繰り返し経験するうちに「また乗り物酔いするのではないか」という予期不安によって、乗り物に乗る前から意識がそこに集中してしまい、さらに酔いやすい状態に陥る現象に似てパニック障害などとほぼ同じ原理である

・近年、過敏性腸症候群(IBS)にはセロトニンという神経伝達物質が関係していることが指摘されている

セロトニンは、その約90%が腸内にある

・ストレスによって腸のセロトニンが分泌されると、腸の蠕動運動に問題が生じ、IBSの症状が現れるとされている

・腸は第2の脳とも言われるほどに脳と神経によって密接に関連しており、不安やストレスに対し脳からその信号が腸に伝わることで腸の運動に影響を及ぼす

・この信号が過敏となり伝わりやすい状態になっていることで腸が過剰に反応する

・ストレス信号を受けると、まず胃からセロトニンが分泌され、腸内のセロトニン受容体と結合し、腸の蠕動運動に異常をきたし、腹部の不快感、腹痛、下痢などを引き起こす

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【治療】

・この症状は精神的なストレス、生活の乱れによって引き起こされることが多いため、症状を改善するにはこれらの要因を解消することが基本となる

・食事療法や運動療法などのライフスタイルの改善からはじめ、それでも十分な効果が得られない場合には、薬物による治療を行う

◎ストレスが原因となっている場合

自律神経失調症の恐れがあるので、まず精神的に不安定な状態を解消し、ストレスの原因となっているものをはっきりさせて、これを取り除く

・消化器科の医療機関での薬物治療や、精神科の医療機関での心理療法などによる治療を受けることが最も望ましい

医療機関に頼らず自らストレスを解消する方法として自律訓練法がある

◎生活の乱れが原因となっている場合

・暴飲暴食、喫煙、アルコールの多量摂取を避ける

・食生活の改善および生活習慣の改善を行い、規則正しい生活を送る

◎薬物治療

・上記の生活改善法だけでは改善しない場合は、下記の治療薬を処する

・腸のセロトニンに作用することで、早期から確実に症状を改善する薬も開発されている

セロトニン3受容体拮抗薬

セロトニン3受容体拮抗薬は下痢型IBS改善治療薬で、腸のセロトニンの働きを抑制し、腸の異常運動や痛みを改善する

・一般商品名はイリボーなど

◎抗コリン薬

・抗コリン薬の胃腸鎮痙作用で腸の痙攣を抑制し、腹痛を抑える

・一般商品名は、ブスコパンチアトンなど

◎消化管運動調節薬

・消化管の動きを活発にしたり、あるいは逆に抑えたりする

・トリメブチン(セレキノン)など

◎高分子重合体

・便中の含有水分量を改善し、便の硬さを程よく保つ

ポリフル錠500mg、コロネル錠500mgがある

◎粘膜上皮機能変容薬

・便秘型IBSに用いられる

・腸液の分泌を促進し、便の水分保有量を高めることで、腸管内輸送をスムーズにし排便を促進する

・アミティーザ(ルビプロストン)、リンゼス(エロビキシバット)など

◎乳酸菌製剤

・腸内の乳酸菌を増やし、腸内環境を整える

ビオフェルミン錠剤など

◎下剤

・腸の運動を活性化し、便を柔らかくしたりする

・2010年のシステマティックレビューは、メラトニンが腹痛を軽減し症状を改善することを見出した

漢方薬

漢方薬では全ての場合が適応となる

・治療では精神療法と生活指導が重要であり、これと平行して薬物療法を行う

◎実際の治療方法は患者によって異なる

◎便秘下痢交代型(不安定型) - 桂枝加芍薬

・人参湯から人参を抜き桂枝と芍薬を加えたもので、暖めと鎮痛などの作用が効く厳密には、以下の通りで便秘時と下痢時とで処方を使い分けるのが望ましい

◎下痢型 - 虚弱気味ならばまずは人参湯

・体力が中程度になれば半夏瀉心湯だがやや消炎作用が軽いものでは平胃散

・人参湯では効能が不足するときは真武湯、もしくは人参湯と真武湯の合方になるが、八味丸と同様に「附子」が入った処方であるため胃に厳しく、かえって胃の不快感や吐き気、下痢になることがあるので注意を要する

・できれば補中益気湯など胃腸薬となる処方と組み合わせたい

◎便秘型 - 桂枝加芍薬大黄湯

・大黄が下剤作用であるので下痢に転じたときは禁忌

◎腹痛と腹鳴の強いもの - 大建中湯

・あくまで該当症状軽減のためのターゲティング処方なので、下痢便秘向けの処方と併用とすること

◎虚弱な小児 - 小建中湯

・あくまで桂枝加芍薬湯に水飴成分が加わっただけで同一である

・栄養補給で気分や症状を落ち着かせようという意図の処方なので、桂枝加芍薬湯に市販のエキス栄養剤(甘味や畜魚肉加水分解物の含まれるもの)を併用しても大差は無い

認知行動療法

・補助的な治療として、認知行動療法も有用である

・たとえば、行動的技法を用いて重要かつ有意義な社会的活動や運動等を行っていくことなどをサポートしたり、認知的技法を用いて症状以外の事柄に意識を向ける注意転換などを支援したりする

・また、曝露療法(不安を抱きつつも行動していくことで、「時間経過とともに不安が徐々に減少していく・不安に思っていたことが現実にならない」ということを実感し不安を軽減することができる、という原理を活用した治療方法)の一種である内部感覚エクスポージャー・現実場面へのエクスポージャーや、認知再構成法(機能的な考え方を治療者が提示したり患者と一緒に模索したりすることを通じて、新たな考え方を習得できるよう支援する技法)を用いて、腸症状への不安に対処できるようサポートすることも有効である

・さらに、マインドフルネスの技法や、意義ある人生に向けた社会的な行動をサポートするアクセプタンス & コミットメントセラピー (ACT) を用いた支援も効果的である

Wikipediaより引用

 

 

 

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